
忙しくてもプレイヤーとしての最低限のレベルがキープできるのは学校で学んだ基礎や諸先輩方、友人たちのアドバイスのおかげです。日本の音楽シーンにおいても、これからは本物でないと生き残っていけない。同時にジャンルという垣根が取り払われて、広い視野を持った人が思う存分自分の音楽を展開していけるはず。また、楽器を演奏するのも音楽ビジネスに携わるのも自分一人では不可能。オープンマインドで様々な音楽を吸収し、人から愛されるプレイヤーになって下さい。
Profile
1985年、プロデビュー。オルケスタ・デ・ラ・ルスを経て現在(オバタラ)(熱帯ジャズ楽団)などで活躍中。
日本レコード大賞・グラミー賞ノネートなど受賞歴多数。

デビューを一番の目標にして欲しくないですね。デビューはゴールでなく、あくまでも通過点と思わなきゃ。だって、勉強することは、デビューしてからの方が多いくらい。それに、「ミュージシャン」や「プロ」という肩書きが周りから認められるほどに、音楽だけでなく、音楽以外の部分でも高い次元のものを求められるようになるので、人間的にも成長する必要あり、です。
まずは、自分で考えて行動すること
授業で先生たちは、一生懸命に自らの経験を伝えようとしてくれます。それを、ただぼんやりと聞かず、最大のヒントにして、自分に合った方法やスタイルで自分なりに体験しなくちゃ!それで初めて「経験」が、自分のものになったといえると思う。「経験」を積んでいくうちに自分というものもよく見えてくるだろうし、発見もあるはずです。
居心地の良さで、バンドは「我が家」と言えるかも?
「音光明媚」はリラックスしながらも、(商業ベースとは無縁で)思いっきりいいものを創ることに専念できて、居心地のいい"我が家"のようなもの。私を含めて他のメンバーも、「我が家」を出て、ほかの仕事をする時には、きっと表情もスタイルも変わっていると思う。
もちろん、"家族"といえども時には緊張することもあります。最初に歌詞を見せたり、ヴォーカルを聞かせたりするのは、メンバーですから…。
Profile
甲陽音楽学院で共に学んだ「こじま いづみ」とのユニット「花*花」で活躍。
現在は、「音光明媚」でのキーボードやヴォーカルをはじめ、作詞・作曲とその活動はマルチに及ぶ。

聴衆として大きな感動をして以来、音楽の送り手として、ステージに立つことを夢みてきました。でも、送り手であるはずの私たちも、実はたくさんのものをお客様からいただいているんです。そのことに気付いてからは、もっと観客の視線にたったエンターテイメントをと、常に目標を高く持つようになりました。
Profile
1975年生まれ。甲陽音楽学院卒業後、講師を務め、1996年 アカペラグループ「チキンガーリックステーキ(CGS)に加入。2001年さだ企画(さだまさしの事務所)と契約。現在トップテナーとアレンジを担当。シングル3枚、アルバム7枚をリリース(2008年4月現在)。

それまで、音楽もあまり聴かなかったのに、楽器を人と一緒に演奏する楽しさがわかってからはのめりこんでいったような気がします。入学当時はエレキベースで、はじめて3、4ヶ月ぐらいだったのでかなりひどかったと思います。刺激しあえるいい友達に恵まれたことと、甲陽音楽学院では、いろんなジャンルの音楽を学ぶことができ、いい先生=いいプレーヤーも多くいるので、それらがバークリー入学というさらに大きな財産に繋がったように思います。バークリーでは、理論をつきつめて勉強できたことと、さまざまなタイプのプレイヤーと巡り会い、お互いに切磋琢磨できたことが、いい経験でした。

在学中から、スタジオなどで活躍する多田講師のローディとして同行。それまでただ"ドラムが好き"というだけだった私が、いろいろな現場を体験したことではっきりとした目標を持つようになりました。その後あるライヴハウスのレギュラーに。初見演奏や知らない曲など戸惑うことばかりでしたが、甲陽で徹底的に教えこまれた読譜やリズムなどの基礎があったからこそ何とか務めることができたのだと思います。今も甲陽の先生方には、たくさんのアドバイスやチャンスをいただいて助けてもらってばかり。いつも温かく見守ってきてもらったのだなと思います。アメ2ムチ8くらいでしたけど…ね !

大学を卒業後、仕事しながらバンド活動していた最中に大学の先輩から紹介されて、甲陽音楽学院に入学しました。一時期、「社会」に出て柔軟な思考を持ち合わせていたので、特別なこだわりもなかった分、授業ではさまざまなことを学ぶ機会を持てました。それが、ミュージシャンとなった今となっては本当に貴重な経験だったように思います。時には「こだわり」もいいと思いますが、勉強するという意識が高ければ、ジャンルにとらわれずなんでもやれるはずです。講師に言われてやることに、マイナスになるようなものは一切ありません。好きなことは、学校以外の活動で経験すればいいんですもんね。

もともとジャズピアノは習っていたのですが、名古屋校開校をきっかけにきちんと勉強しようと入学しました。自営業ですし、働きながらでも何とかなるだろうと思っていたのです。でも、想像以上に授業は充実していて、だんだんレベルは高くなってきて…。カリキュラムの調整など学校にも協力してもらい、とにかく睡眠時間を削って頑張りました。その甲斐あって、実技だけでなく、理論や歴史など音楽全般にわたって広く深く学ぶことができました。今はそれらを少しずつ楽しみながら実践している感じでしょうか。音楽は私にとって人生の確かな拠りどころ、そして希望になりました。